亜熱帯の自然の謎を解き明かせ! 琉球大学農学部

沖縄県にある国立大学琉球大学、このうち農学部は亜熱帯に位置する農学部としては国内唯一で、本土からはもちろん海外からも多くの学生がやってきています。

この農学部で行われている研究の内容を伝えるVTRの制作を弊社で担当しました。

農学部は自然環境から農業、さらに食卓まで、農学を幅広い範囲で捉える学部です。すぐに実社会へ実装される研究が多く、社会の役に立っているという実感を感じやすい学問でもあります。

亜熱帯生物資源科学科は、自然界にある動植物や微生物などによって生み出される食品や薬品、工芸品などを研究する学科。VTRでは微生物を使って沖縄の伝統工芸の伝承を実現しようという試みを紹介しています。

亜熱帯地域農学科は合理的な農業の構築を目指す学科。農林畜産物の開発や生産、流通などを研究しています。畜産を通じて地域に貢献しようという研究に今を追いかけました。

亜熱帯農林環境科学科は植物だけではなく昆虫など様々な生物の生態を調べて人間社会と自然環境との調和を目指す研究を行っています。農作物の生産性を脅かす病気。その病気を防ぐため日夜研究を進める様子を撮影しました。

数理・工学的視点で農業を支えるのが地域農業工学科。水の流れを計算してダムや水路の設計に役立てたり災害による農業への影響を防ぐなどの研究を進めています。VTRでは沖縄の基幹産業、サトウキビの糖度を測る装置を開発し社会に貢献している様子を描きました。