気軽に海外旅行に出かけられない中、できるだけお客様にリゾート気分を味わってもらおうとANAは30日、世界最大の旅客機”エアバス A380”を使った沖縄・下地島へのチャーターフライトを実施しました。
エアバス A380は総2階建ての世界最大の旅客機で日本の航空会社ではANAが3機保有しています。
ハワイの言葉で“空飛ぶ海がめ”を意味する「FLYING HONU」という愛称で知られ、通常はホノルル路線で運航していますが、30日、初めて沖縄・下地島へのチャーターフライトを実施しました。
下地島空港の周辺には、「FLYING HONU」を一目見ようと多くの人が集まりました。午後2時すぎ、海がめがあしらわれた大きな機体が姿をあらわし、島を見回すように大きく旋回した後に滑走路に着陸すると集まった人たちから一斉に拍手が起きました。
今回の便には260人の乗客が搭乗していて、空港の到着ロビーでは地元の人たちが出迎え、三線の音色や手拍子とともに歓迎していました。
チャーター便を運航した粕谷 和男機長
「コロナ禍でなかなかフライトできない中、FLYING HONUを楽しみにしているお客様がいるということに嬉しく思いました。沖縄振興に少しでも役立てれば嬉しい」
生まれが下地島の隣の宮古島だという客室乗務員の下地 風音さん
「最近は故郷になかなか帰る事ができませんでしたが、FLYING HONUに乗って乗務としてお客様と一緒に下地島来ることができたことが嬉しいし感激しています」
掲載元
https://www.anahd.co.jp/ana_news/2021/11/08/20211108-1.html