【仲村渠】沖縄の稲作発祥の地で古代米の田植え

仲村渠空撮

沖縄では早くも田植えが始まっています。

沖縄の稲作発祥の地とされる沖縄県南城市の仲村渠(なかんだかり)で2月13日、稲作の文化を後世に引き継ごうと地元の人たちなどよる田植えが行われました。

琉球王国時代から稲作に関する祭祀が執り行われてきた仲村渠ですが、戦後、宅地化などで稲作農家が激減していました。こうした中、2017年に「仲村渠稲作会」が結成され沖縄在来種の古代米「羽地赤穂」の生産を始めました。古くから伝わる祭祀である「綱引き」の綱に羽地赤穂の稲を使うためです。

仲村渠空撮

この日は、年配の人たちに加えて子供たちも参加して手作業での田植えが行われ、泥まみれになりながら苗を植えていました。収穫は6月頃になる予定です。

田植えを教わる子供たち

田植えの様子を撮影しました。観光協会など地元のPRで使用されるそうです。